「これからの内水面漁場(渓流域)の管理,構築に係る協議会」第2回目 内容メモ

●概要 
   開催日時:2005年10月4日(火)13:00〜16:00 
   会場:宮城県自治会館200号会議室 
   参加者:(敬称略) 合計11名
   漁協関係者6名(県漁連・鳴子・花山)
   行政関係者2名(県漁業振興課・県内水試)
   一般遊漁者3名 
●議事進行 
   1.開会に続き出席者の自己紹介
   2.「発目卵の埋設方法」および「産卵床の造成方法」のVTRの紹介
         この二つのVTRは関係する人にとっては大変参考になる作品ですが
         入手方法が不明なので今後当会で調べることにする。
   3.将来的な構想「自然再生循環型増殖管理ビジョン」のついての発表、説明。
         これについては、あくまで構想であり、内容の検討は今後の課題
●自由討議 
  -鳴子漁協大場組合長より発言があり発眼卵の埋設による魚の増殖がはたして効果があるのか
   どうか疑問視する組合員の声があるとのこと。
   これについて、「魚が成長するまでのタイムラグがあるのですぐに目に見える成果は期待できない、
   然し、孵化は確認されているので増殖は期待できる」
   又、内水試の調査の例として「発眼卵にマーキング処理をして行った例ではそこで採捕した成魚の
   大部分は埋設卵から孵化,成長したものと確認している」などの発言があった。また、孵化率は
   100%に近いものの次代の再生産が可能になるまでの生存率はまだ不明とのこと。
  -花山漁協からの発言、釣り人から魚が本当にいるのか、釣り上げられていなくなったのではないか
   との質問に答えられる様に潜水して状況を確認するためのダイバーを探してみたいとのこと。
  -「県内共通釣り券」については、現在では技術的に実現は難しそう、しかし複数の漁協に依る「共通
   券」のほうが可能性があるのでこの方法は漁協で考えてもらいたい。
  -「構想」の中で触れられている「ゾーニング」による管理方法は費用対効果や成果の確認方法、釣り
   人の意識改革など今後の課題。 

  以上のような、いろいろな発言があった。
  次回については、特に持ち越しの議題もなく具体的な開催には話しが及ばなかった。
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【協議会内容報告】
 第1回内容メモ(05/07/06)    第2回内容メモ(05/10/04)   第3回内容メモ(09/05/18)



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