発眼卵埋設放流の活動報告(H17年度)

七北田川水系での発眼卵埋設放流・産卵床造成による増殖活動
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◆埋設場所・産卵床の調査報告(第1回目) ------------------------------------------
【日程・スケジュール】        
日   時:H18年5月21日(日)10:00集合 14:20解散 
集合場所:七北田ダム公園駐車場
日   程:@集合ミーテング     10:00-10:15(参加者紹介、作業概要説明など)
A調査作業         10:15-13:50
B確認ミーティング 14:00-14:20 解散
調査場所:七北田ダム上流部
@七北田川:はらやま橋A⇒ヒザ川合流点B⇒最初の大きな落込み迄C(約350m)
Aヒザ川  :本流合流点B⇒最初の小さな滝D⇒川伝いの行き留まりE(約300m)
参加者 :計9名 (会   員) 飯田、八巻、大沼、佐藤、川原、大竹
     (ボランティア) 石井、柴田、川田     (敬称略)
【内容】
五月晴れの好天気、日曜日のこともあり山菜取りや新緑を楽しむ人も林道沿いに入っている中、9名の参加者にて七北田ダム上流部の初調査を行った。今回の調査目的は、今後最低3年ヤマメ・イワナの発眼卵埋設放流・産卵床設営を実施するにあたり条件を満たす適当な場所を複数確保できるかを調査することであった。調査は、はらやま橋より入渓しヒザ川合流点まで全員で、合流点で2班に分かれて調査した。
   
【調査結果】  
  総合すると埋設条件を満たす場所が複数有ることが確認された。産卵床には不充分な結果。
@
はらやま橋Aからヒザ川合流点Bまでの区間には、水量も十分(入渓時)、埋設に必要な積み石も 付近にあり、ヤマメの埋設場所として適当なことが分かった。この区間には2箇所に赤テープにて マーキングした。産卵床については流れ込む沢が無く不向きと思われた。  
A
ヒザ川の合流点Bから小さな滝Dまでの区間には、ヤマメの埋設場所が豊富にあり、水量も十分  (入渓時)、埋設に必要な積み石も付近にあることが分かった。この区間には3箇所に赤テープにてマーキングした。産卵床については流れ込む沢が無く不向き。但し、川の中で1箇所産卵床になりそうな場所があった(自然産卵床になっているかも?との八巻氏の意見あり)。
又、小さな滝Dにてヤマメの生息を確認できた。
Bヒザ川の小さな滝Dから川伝いの行き留まりEまでの区間は、イワナの生息向きと思われた。
C
本流のヒザ川合流点Bから最初の大きな落込み迄Cまでの区間は、水量を考慮すると埋設に
不向きな様に思われる。落ち込み地点には、十分な水量があり可能性があり、赤テープにて
マーキングした。 
D
ダム湖にヤマメを残すことを考慮すると、はらやま橋手前の沢F(林道の橋下)に埋設することは有効と考えられ、埋設条件を満たしていることが分かった。以前に埋設実績有り。
【留意点】  
@水量について、埋設前に再度確認が必要と考える。
A積み石は、付近に充分あるが埋設場所に事前に集荷しておく必要があると考える。
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