発眼卵埋設放流の活動報告(H20年度)

七北田川水系での発眼卵埋設放流・産卵床造成による増殖活動
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◆産卵床調査の報告 -----------------------------------------------------------
【日程・スケジュール】        
日   時:H20年10月21日(火)9:00集合 16:30終了 
集合場所:七北田ダム公園 駐車場
調査場所:七北田川水系 (ヒザ川、長谷倉川)
参加者 :計5名 宮城県内水面水産試験場職員2名、当会員 八巻、細田、佐藤 3名(敬称略)
【内容】
秋晴れのもと宮城県内水面試験場の方々2名とAM9:00〜PM4:30の終日、産卵床調査に行った。
七北田ダム上流域のヒザ川から調査を開始、長谷倉川光明の滝上流1km地点なども調査した。 
調査方法は、川床を産卵しているか卵の有無を確認しながら、当会員2名がテスト的に釣り上がり、釣れた魚体を内水試職員の方が検査していくといった方法で進めた。
 
結果としては、両河川共に卵の確認はできなかった。

しかしながら、ヒザ川においては、体長36cmと思われる山女魚の死骸を発見(腐敗が始まっており、
尾びれが欠損している状態でしたのでその分を加味して)し、もしかすると山女魚はすでに産卵が終
わっているのではないか? しかし、1名が婚姻色まばゆいオスの山女魚を釣り・・・困惑した。
加えて、ペアリングしている岩魚を見つけました。35cm位の魚体で、我々のカメラがかなり近寄って
も動じることなく2匹でユラユラと産卵のタイミングをはかっている様子であった。
近くには、小岩魚・カジカなどが確認でき、いかにも産んだ卵を狙っているようでもあった。 
又、長谷倉川は、減水状態に加え、水自体がいつもの清らかさを失っていた。川の匂いが臭いと
感じたのは初めてで、又、グレー色の苔が川石に多く付着しており、作並の渓流釣り場のようであった。
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◆発眼卵埋設放流活動(ヤマメ・イワナ)の報告 -----------------------------------------
●【ヤマメの発眼卵埋設活動】
日   時:H20年11月24日(月)9:30集合 11:00解散  
集合場所:長谷倉川と清川との合流点 
日   程:  長谷倉川に発眼卵埋設作業(ヤマメ) 2個所
参加者 :計11名  (トラウト仙台) 大村 他 4名
      (会員)  八巻、佐藤、大竹 他 3名 (敬称略) 
昨年に続きヤマメ発眼卵埋設放流は、トラウト仙台との共同開催にて企画した。
穏かな晴れ間の午前中、11名の参加者にて実施することができた。
長谷倉川の2箇所に、放流時積算水温380℃の放流卵計8000粒を埋設放流及び直播での放流を行った。
理由は、卵の入手状態において一部の卵が孵化し始めており直播での放流も適切と考えた。
放流時の気温は10℃、河川水温は8.0℃であった。
  【作業風景】
@卵状況の確認
A川底に固定
B石積作業
C埋設終了
D直播放流


●【イワナの発眼卵埋設活動】
日   時:H20年12月23日(火)9:30集合 11:30解散  
集合場所:長谷倉川 光明の滝 駐車場
日   程:  長谷倉川に発眼卵埋設作業(イワナ) 2個所
参加者 :計13名  (トラウト仙台) 大村 他 7名
      (会員)  八巻、佐藤、大沼、大竹
      (ボランティア) 安達          (敬称略) 
昨年に続きイワナ発眼卵埋設放流は、トラウト仙台の協力を得て実施した。
穏かな晴れ間の午前中、13名の参加者にて実施することができた。
長谷倉川の2箇所に、放流時積算水温340℃の放流卵計10000粒を埋設放流及び一部直播での放流を行った。放流時の気温は6℃、河川水温は3.0℃であった。
  【作業風景】
@卵の準備
同左
A1ヶ所目埋設
B2か所目に移動
C2か所目埋設
参加者

●【ヤマメの孵化調査報告】
日   時:H21年03月08日(日)
集合場所:長谷倉川と清川との合流点
日   程:  長谷倉川埋設場所での孵化調査 及び 容器回収
参加者 :トラウト仙台のメンバー
    
メンバーでヤマメ発眼卵のボックスを回収しました。なんと、死卵が多く、ビックリ、残念な結果となる。
(作業写真なし)

●【イワナの孵化調査報告】
日   時:H21年04月08日(水)13:00集合 14:30終了
集合場所:長谷倉川 光明の滝 駐車場
日   程:  長谷倉川埋設場所2ヶ所での孵化調査 及び 容器回収
参加者 :計3名   (会員)  八巻、大沼、佐藤 (敬称略) 

水温は10℃で、水量は少なめでした。
1か所目の埋設場所では、虫かごボックスの中に稚魚を発見!大きさは私宅で飼育・放流した位
(4cm)の大きさでした。死卵は2粒しかありませんでした。
 
2箇所目の埋設場所でも、ボックス中に稚魚が3,4匹見受けられました。
こちらは死卵20粒あり、その中にやはりヘドロ化したものがありました。
死卵計22粒でしたので、ほとんどが孵化したものと思われます。
  【作業風景】
イワナ埋設場所
イワナの稚魚
イワナの稚魚
イワナの死卵
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