発眼卵埋設放流の活動報告(H18年度)

七北田川水系での発眼卵埋設放流・産卵床造成による増殖活動
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埋設場所・産卵床の調査報告(第2回目) -----------------------------------------
【日程・スケジュール】
日   時:H18年7月9日(日)10:00集合 12:00解散 
集合場所:国道457号線と泉ヶ岳入り口との交差点のコンビニ(ミニストップ)駐車場 
日   程:  @集合ミーテング     10:00-10:15(作業概要説明など)
A調査作業         10:15-11:30
B確認ミーティング 11:30-12:00 解散 
調査場所:  長谷倉川、清川
@長谷倉川:清川との合流点から(約50m) A
A清川   :林道からの入渓点 B  
参加者 :計3名 (会   員) 佐藤、大竹  (ボランティア) 柴田  (敬称略)
【内容】 
  
 
梅雨時の小雨と空模様はいまいちではあったが3名の参加者にて調査した。この川については事前
予備知識があり、又、他団体での発眼卵埋設の実績や経験を有している会員・ボランティアの方も多く
再確認の意味合いが強い調査となった。天候条件もあり調査場所は上記の2箇所に絞りマーキング
を行った。
   
【調査結果】
総合すると埋設条件を満たす場所が複数有ることが確認された。産卵床には不充分な調査結果。
@
調査地点Aから50m付近では埋設実績もあり、又、埋設に必要な積み石も付近にあることが分かった。この区間には3箇所に赤テープにてマーキングした。
A
調査地点Bは、林道から入渓して直ぐの地点、川中央の大石が堰の役割しており埋設場所として 条件を満たす。埋設に必要な積み石も付近にあることが分かった。この1箇所に赤テープにてマーキングした。  
B
今回調査はしなかったが、取水堰のある地点Cも候補地として上げられた。但し、階段での昇降は肉体的負荷も大きいとの意見もあった
C今回調査はしなかったが、光明の滝下の地点Dも候補地として上げられた
【留意点】
@水量について、埋設前に再度確認が必要と考える。
A積み石は、付近に充分あるが埋設場所に事前に集荷しておく必要があると考える。 


◆発眼卵埋設 打合せ会&事前学習会の報告 ---------------------------------------
【日程・スケジュール】
日   時:H18年10月15日(日)10:00集合 14:00解散 
集合場所:根白石市民センター、七北田ダム上流部の支流  
日   程:  (1)打合せ会 (2)発眼卵埋設技術の学習(ビデオ説明) 
(3)発眼卵埋設技術の実習  
参加者 :計6名 
(会員)  飯塚、八巻、大沼、佐藤、大竹 (ボランティア) 柴田 (敬称略)  
【内容】 
●打合せ会の主な内容  
@埋設場所を七北田ダム上流部に1箇所・長谷倉川上流部に1箇所とし、各8000粒ずつ埋設することした。  
A作業予定日については、積算温度が350度になった時点で採卵するため、11月中旬〜月末頃と 予想される。作業日を極力日曜日にすべく手配しているが確定できないことも予想される。
したがって、作業日の連絡をEメールにて事前にこまめに行うこととした。又、参加不参加の連絡をタイムリーに行うこととし、その旨会員に周知することとした。  
作業方法として、今回は実習訓練の場としても捉え参加者全員を1チームとし、同日に2箇所の埋設を行うこととした。  
B作業当日の準備物について、支出を押さえるため代用品の活用や個人所持品の提供も提案された。これらを整理し必要備品を購入することとした。
  
●埋設での主なポイント  
@
埋設場所は、水量、適当な流速、水深が取れる場所を選ぶ。又、近くに、小石・積み石があること。
A
バイバードボックスの埋設では、敷石、積み石について石の大きさを選び孵化後の稚魚が生息できるように配慮すること。又、卵に太陽光が当らないようにすること。
B
孵化状況の確認や備品回収のため埋設場所の目印を必ず置くこと。 
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発眼卵埋設放流実施(ヤマメ・イワナ)の報告 --------------------------------------
●【ヤマメの発眼卵埋設活動】
日   時:H18年11月19日(日)9:00集合 14:00解散  
集合場所:七北田ダム公園駐車場集合、七北田ダム上流部、長谷倉川  
日   程:  @ 9:15-10:30 七北田ダム上流部に発眼卵埋設作業(ヤマメ)
A10:50-11:55 長谷倉川光明の滝下に発眼卵埋設作業(ヤマメ)  
参加者 :計7名 
 (会員)  飯塚、八巻、大沼、佐藤、大竹 (ボランティア) 石井、柴田 (敬称略) 
穏かな秋晴れの午前中、7名の参加者にてヤマメの発眼卵埋設放流を行った。
発眼卵埋設放流とは発眼卵を孵化器に入れて川底に埋設して放流する方法である。
今回は七北田ダム上流部・長谷倉川光明の滝下の2箇所に、放流時積算水温350℃の放流卵を
バイバードボックスを用いて計15、000粒埋設した。
埋設時の気温は各々4.6℃、河川水温は各々6.0℃であった。
  

●【イワナの発眼卵埋設活動】
日   時:H18年12月21日(木)9:00集合 11:00解散  
集合場所:国道457号線と泉ヶ岳入り口との交差点のコンビニ(ミニストップ)駐車場集合
長谷倉川上流部  
日   程:  9:20-10:50 長谷倉川八ヶ沢橋付近に発眼卵埋設作業(イワナ)  
参加者 :計4名 (会員)  飯塚、八巻、佐藤、大竹   (敬称略) 

前回のヤマメの発眼卵埋設に続き、イワナの発眼卵埋設放流を行った。
放流卵の積算水温が足らず卵の入手遅れとなり、予定していた17日(日)の作業日を平日の21日
(木)に急遽変更し実施した。
埋設放流は長谷倉川八ヶ沢橋付近にバイバードボックスを用いて5、000粒埋設した。
埋設時の気温は9.4℃、河川水温は8.0℃であった。 
この放流方法での孵化率は98%程度との試験報告が宮城県内水面水産試験場より出されており、
同程度の成果を期待している。尚、孵化仔魚調査は、来年春先に孵化器の回収と併せて行うことを
予定している。


●【発眼卵埋設後の孵化仔魚調査(ヤマメ・イワナ)報告】
日   時: H19年4月8日(日)9:30集合 13:00解散
集合場所:七北田ダム公園駐車場集合
七北田ダム上流、長谷倉川  
日   程:  9:20-12:00 埋設場所3ヶ所での孵化調査 及び 容器回収
参加者 :計3名 (会員)  八巻、大竹 (ボランティア) 柴田  (敬称略)

4月に予定した孵化調査を3名の参加者にて行った。しかしながら、下記の写真のとおり埋設場所
3ヶ所とも石組が崩れており、残念ながら埋設地点での孵化仔魚の確認は出来なかった。
そのため、下流の溜り部を丁寧に調査確認すると今年孵化したと思われる仔魚を発見するできた。
今年の2月末、3月上旬に埋設地点の写真A、Bは石組が無事であるを確認しており、ヤマメは確実
に孵化していると思われる。 
A:七北田ダム上流部
(ヤマメ)   
B:長谷倉川光明の滝下
(ヤマメ) 
C:長谷倉川八ヶ沢橋付近
(イワナ) 
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